デスクワークの人は顎関節症になりやすい?姿勢がもたらすあごや歯への影響を解説

      2025/01/20

東大島(江東区)の歯医者、クローバー歯科東大島で顎関節症についての解説

こんにちは。東大島(江東区)の歯医者、クローバー歯科東大島です。

デスクワークが一般的となった現代では、多くの方々が日常的にパソコンの前に長時間座っています。
では、このようなライフスタイルは、身体にどのような影響を与えるのでしょうか。
今回は、デスクワークに関連する症状の一つである顎関節症について、デスクワークとの関係性や症状の原因などを解説します。

 

顎関節症とは

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顎関節症は、あごの関節やそれに連動する筋肉に痛みや異常をもたらす症状の総称です。
一般的な症状には、口を開け閉めする際の異音、顎関節の痛み、開口制限、頭痛や肩こりなどがあります。
その原因は骨格的な要因からストレス、さらには日常生活の習慣に至るまで多岐にわたるため、自身の要因に基づいた治療や対策が必要となります。

 

姿勢が与える顎関節症への影響

パソコンの長時間利用

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デスクワークにおけるパソコンの長時間利用は、顎関節症を発症する一因とされています。
パソコンを使用する際に、多くの人は首を前に突き出し前傾姿勢を取りますが、この姿勢は顎関節に負担をかけます。
さらに、画面に集中することで、気づかないうちについあごを食いしばっていることもしばしばです。
このような負担の大きい姿勢や無意識の緊張が顎関節へのストレスを増加させ、関節の痛みや筋肉の緊張を引き起こします。
このような行為が長時間続くと、顎関節症の症状が悪化していく可能性もあるため注意が必要です。

 

頬杖などあごに負担をかける姿勢

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デスクワーク中に頬杖をつく癖がある方も、顎関節症になりやすくなります。
頬杖は、一方向の圧力が、特定の部位に集中的にかかることになります。
このような不自然で強い力は顎関節に負荷を与え、関節の位置を歪める原因となります。
この歪んだ位置での負荷が長時間続くと、顎関節に痛みや違和感を引き起こし、顎関節症の一因となります。

 

スマホの長時間利用

スマートフォンの普及により、スマホを長時間使用することは多くの方にとって日常生活の一部となっていますが、この習慣も顎関節症に関連しています。
スマホを操作する際、多くの方は首を前に傾けた猫背の姿勢になりがちです。
この姿勢は、首からあごにかけての筋肉に持続的な緊張を生じさせ、それが顎関節や筋肉に悪影響を及ぼします。
そのため、こうした姿勢が続くと、やがて顎関節症の症状が顕在化することになります。

 

ストレスによるかみしめ・歯ぎしり

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ストレスは、顎関節症の代表的な要因の一つです。ストレスがかかった状態では、多くの方が無意識のうちに歯を強くかみしめたり、夜間に歯ぎしりをしてしまったりします。
これらの行動は、顎関節とその周囲の筋肉に過剰な負荷をかけ、顎関節症の症状を悪化させる大きな要因となります。
また、かみしめや歯ぎしりは、頭痛や肩こり、歯並びやかみ合わせの悪化を引き起こすこともあります。

 

顎関節症の予防法

顎関節症を予防するためには、日常の姿勢を見直すことが重要です。
特にデスクワーク時には、椅子とデスクの高さを調整し、正しい姿勢を維持するようにしましょう。
椅子には深く腰掛け、背筋を直立させ、前肩にならないよう心がけることが大切です。
パソコンのモニターは、目の高さに設定することで、前傾姿勢になりにくくすることができます。
必要に応じて、パソコンの高さを調整するためのスタンドを利用したり、キーボードの角度調整を行ったりしましょう。
また、長時間の作業を避け、こまめに休憩を取り入れることも大切です。休憩中に首や肩回りのストレッチを行い、緊張をほぐして顎関節への負担を和らげることも、顎関節症予防になります。

スマホの使用に関しては、できるだけ長時間の連続した利用は避けるようにしましょう。
また、使用する際には、スマホを目の高さに掲げて視線を水平に保つようにし、なるべく首に負担をかけない姿勢をとることが重要です。
さらに、歯ぎしりや食いしばりの習慣を改善するために、趣味や運動などのリフレッシュできる時間を取り入れたり、ストレスがかかる環境から距離を置いたりすることも大切です。
こうした一つひとつの習慣を続けることで、顎関節と全身の健康を保ちやすくなります。

 

顎関節症の治療法

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顎関節症をすでに発症している場合は、症状に応じた治療を受けることで症状の緩和を図れます。
専門の歯科医師による診察を受け、症状の原因や程度を把握し、診断結果に応じた治療を受けましょう。
一般的な治療方法としては、マウスピースの装着があります。これは、患者さん一人ひとりの歯やあごの形にあったマウスピースを、就寝時を中心に装着する方法です。
顎関節の位置を安定化させ、歯ぎしりやかみしめによる負担を緩和するのに役立ちます。

また、歯科医師の指導のもとで、筋肉をほぐすマッサージやストレッチを行うことも顎関節症予防や症状の緩和につながります。
自己流のマッサージは、顎関節や周囲の筋肉を傷める可能性があるので、歯科医師のアドバイスをもとにするようにしてください。
そのほかの顎関節症の治療としては、痛みや炎症の緩和のために鎮痛薬が投与する方法が用いられることもあります。

東大島(江東区)の歯医者、クローバー歯科東大島で顎関節症についての解説

さらに、症状の改善には日常的なライフスタイルの見直しも重要です。その際に特に重要となるのが、正しい姿勢を心がけることです。
姿勢の悪さはあごへの負担につながりますので、意識的に姿勢を正して生活するようにしましょう。
就寝時に関しても、高さのある枕はあごへ負担がかかりますので、低い枕を使用するようにしてください。
そのほか、強いストレスを抱えていると自覚がある場合は、リラックスする時間を意識的にとったり、適度な運動や入浴の時間を日常的に取り入れたりすることで心身のバランスを整え、症状の悪化を防ぎましょう。
また、温かいタオルをあてて患部を温める、硬い食べ物や口を大きく開ける必要のある食べ物は避けるといったセルフケアも大切です。

 

まとめ

東大島(江東区)の歯医者、クローバー歯科東大島で顎関節症についての解説

長時間のデスクワークには、顎関節症のリスクがあります。
顎関節症にはあごの痛みや肩こり、頭痛などといった日常生活の負担になる症状がありますので、普段から意識的に姿勢を正し、負担をかけない生活習慣を心がけるようにしましょう。
また、症状が現れた際は、早めに診察を受け、必要に応じて治療を受けるようにしましょう。

 



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